京北堂のプロダクトデザイナーの安井です。
京北堂は受注製作による商品づくりと並行して、京北堂のブランド商品の開発も進んでいます。
商品の一部は私がデザインと設計を行い、職人の湯浅さんが造形してくれます。
デザインはイメージを言葉や絵にしながら、冗談めいたアイデアでもとにかくアイデアを溜めていくようにしてしています。
今思い出すと、過去の自分は電車の中でアイデアに閃くことが多かったように思います。とくに電車の扉が開いて降りる瞬間に良質なアイデアを得られることが多くありました。
京北に移住してから電車に乗る回数が年間、100分の1以下ほどに減ったように感じます。
ここ最近の閃き場所は布団の中のようで、朝方に夢から覚める瞬間に閃くことが増えました。
皆さんの閃き場所はどこでしょうか。
イメージが固まっていくと、設計図を作成していきます。最近はほとんどコンピューターで作成するようになりました。
毎回どうしても造形に難しいアイデアを生んでしまい、職人の湯浅さんを悩ませてしまいます。
しかし湯浅さんの心強い一言
「とりあえずやってみよう」
この言葉で造形がスタートし、魔法のように設計図通りの形が出来上がります。
難しい、できるかな? ということもありましたが、次の日に工房に行くとなぜか仕上がっていたりしたこともありました。
もうすぐ、4月。
新しいことが始まり、楽しい出来事も待っているでしょうが、直面する問題も多々あると思います。
そんなときは、とりあえずやってみましょう。
安井
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